記事一覧

死んだ赤ん坊。

死んだ赤ん坊。何年にもわたる不妊治療の末に、ようやく妊娠した夫婦がいた。ところが経過が思わしくなく、もう少しの所で胎児が死んだ。母親は泣き悲しんだ。父親も悲しんだ。けれども母の悲しみの重さと、父のそれとは違っている。母親は悲しみを引きずり続けたが、父親はやがて忘れてしまった。妻は夫の冷淡さに耐えられず、毎日2人は喧嘩するようになった。こうして2年も経たない内に、2人はとうとう離婚した。死んだ赤ん坊は...

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路傍の花。

路傍の花。路傍の花はきれいですね。なばなの里など、集客目的で大量の花を植えている場所もありますが、近寄って見て見ると、枯れかけだったりひどい環境で、花が可哀想になる事がままあります。逆に小さなご自宅でも、非常に花を大切にしておられる事が見えると、「花や命を大切にする方なんだな」と、内心感心致します。古来、そうした方を、Green Fingersと呼びました。そうした方が作る花や作物は、そうでない人よりはるかに...

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天使のささやき、悪魔の声。

天使のささやき、悪魔の声。「どうせどんなに努力したところで、 何もかも無駄な事だ。 努力など止めてしまえ。」悪魔が笑ってそう告げる。「努力した事は一つも無駄にならない。 何もかも意味があり価値がある。 出来る時には努力してごらん。」天使がそっとささやいた。「どうせ無駄だ。言っても無駄だ。 逆恨みされて爪弾き、 お前の損になるだけだ。」悪魔がクスクス笑って言った。「時期を選び、相手を選び、言葉を選ん...

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神仏

神仏生長の家生長の家の教祖が言った。「人間は神の子、光の子。 よって人の言うこと為すこと全てが光であり善である。」この教えに感動して、数え切れないほどの人々が入信した。その中にある女性が居た。夫に何度も暴力を振るわれ、セックスを強制され、望まぬ妊娠を繰り返しては、何度も何度も中絶した。生長の家の幹部が言った。「あなたの夫も神の子、光の子です。 闇を見てはいけません。 ご主人を神の子と御覧なさい。 ...

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さようなら……

さようなら……告知ある母親がガンになりました。手術の病理で判明したのです。外科の先生は言いました。「転移している可能性が高いですから、 すぐ化学療法を始めましょう。」家族は彼女を傷つけまいと、告知しないと決めたのです。当時は患者自身に告知しないのが当然でした。今でも認知症の高齢者や、告知によって恐怖に耐えられず、自殺する恐れが明らかな場合、やはり告知を見合わせます。ところが厄介な事になりました。この...

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