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恋の行方。

恋の行方。


ポール・マッカートニーがこう歌った。
いかにもイギリスの若者らしく。

「昨日、恋はただのちょろいゲームだったのに……
 君が去ってしまった今、
 僕はこんなにも惨めで、
 逃げる場所を探してさまよっている」

フリオ・イグレシアスはビギン・ザ・ビギンのメロディに乗せ、
軽やかに爽やかに歌ってのけた。
数カ国語を操る若きスペインの弁護士として。

「僕はあんなにも君の愛を弄び続けていた。
 最後が訪れたあの日まで……
 
 君を失ってこんなにも孤独になった今日、
 もし初めての日に戻れるなら、
 僕は何一つ惜しまず君に捧げるのに……」

女性にもてる男性達は、
皆、同じ過ちを繰り返す。

エディット・ピアフは自作詩を絶叫した。
フランスの魂の歌手の歌。

「もしいつの日か、
 人生が私からあなたを奪っても、
 もしあなたが死んで、
 私から遠く離れてしまっても、
 もしあなたが私を愛してくれるなら、
 私には何でもないわ。
 だって私も死ぬんですもの」

……恋人の死を舞台で知って、
三度卒倒しながら、
絶望しながら歌いあげたシャンソンでした。

これが「愛の賛歌」です。

日本以外の全ての国では、
この歌は死者に捧げるレクイエムです。


皆さん、あなたのパートナーを大切に……

失ってしまってからでは、
二度と再び取り戻せないのだから。

けれども恋に破れても、
その場で足踏みするのは止めて、
傷付いた心が癒えたなら、
もう一度前に進みましょう。


ある若者が恋をしました。

相手は遊び人でした。
夢中になった一途な若者は、
家族の反対を押し切って、
浮気な女との結婚を決めたのです。

若者は天にも昇る思いでした……

そしてあの運命の日、
それは結婚式の前の夜でした。
女は別の男と逃げました。
楽しい恋の始まりです。

若者はすっかりふさぎ込み、
母親は胸がつぶれそうでした。

それからしばらく経った頃、
近所の人々は「ドスン!」という、
鈍い音を聞いたのです。

不審に思った人々が駆けつけて見ると、
母親は半狂乱になり、
頭が砕けた我が子を抱いて、
身も世もあらず泣き叫んでいたのです……

「最後の授業」
「風車小屋だより」
「スガンさんのヤギ」で有名な、
詩人ドーデ―が伝説を取りまとめた、
「アルルの女」の悲劇です。


ある女性が恋をしました。

ごく普通にお付き合いして、
ごく普通に結婚式をあげました。

できちゃった婚ではありません。

結婚して三カ月もしない内に、
夫は妻に告げました。

「僕には今の仕事は合わない。
 今日、辞めてきたから」と。

気の毒な女性は悩み抜きましたが、
ついに決断して離婚を決めたのです。

夫は離婚になった後にも、
仕事を次々に転々として、
その度に惨めに貧しくなりました。

可哀想な女性はやがて、
最初よりずっと良い男性に巡り合い、
今では二児の母になっています。


ある青年が恋をしました。

周囲が大反対したのに、
家族と友人知己、
親類の反対を押し切って、
大恋愛の末に結婚したのです。

障害があればあるほど恋の炎は燃える物。

けれども一月も経たない内に、
妻は平気で不倫を繰り返し、
たまりかねて夫は離婚したのです。

賢明な人々の言葉を踏みにじると、
それなりの報いがありますが、
全ては自業自得です。


別の青年が恋をしました。

知人に紹介されたのです。
青年はそれほどではなかったのに、
家族は大賛成だったのです。

結婚に疑問を抱きながらも、
青年は女性と結婚したのです。

確かに家族とはうまくやってくれたが、
女性は青年には何の愛情もなく、
子供も一人生まれましたが、
青年の心には木枯らしが吹き荒れました。

それからしばらく経ってから、
青年は素敵な女性と巡り合い、
とうとう妻とは離婚したのです。

子供は妻が引き取りました。

結婚するのは息子と娘であり、
父母や祖父母、
お家や御先祖様と結婚するのではないのです。

多くの場合、
母親のお眼鏡にかなうのは、
実は息子が愛さない女なのです。
そうすれば優越感に浸っていられるから。

我が子の幸せよりも、
母親自身のエゴを優先するようでは、
母親と呼ばれる資格はありません。


恋の行方。

大抵の場合、
恋はひと時の幻想です。

バラ色の幸せを夢に描いても、
現実にはそれは草の露、
はかなく散ってしまう定めです。

恋愛と結婚とは違います。

束の間の妄想に浸りたいなら、
浮気な相手と恋をする事です。

けれども結婚の現実を、
本当に成就させたいのなら、
誠実な相手を選びましょう。

たとえ地味で面白みがなくてもね。

子供達の良き父親になる人は、
良き母親に成れる人達は、
地味な現実を生きられる人。

幸せな恋の夢から一夜明ければ、
厳しい現実が延々と、
死ぬまで付きまとうのだから。

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