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罪と罰。

犯罪。


ある若者が女性を強姦しました。
女性はショックでPTSD、
おまけに性病に感染し、
悲哀と絶望で自殺しました。

もしこの若者があなたの子なら、
あるいはあなたの兄弟なら、
あなたの親友や親類知己なら、
あなたは若者を庇いますか?

それとも若者を叱りつけ、
警察に自首するように説得し、
酷い事をした女性と御家族に、
一生かけて謝罪しろと言いますか?

あるいは証拠を隠滅し、
あった犯罪をなかったと言い、
死ぬまで若者と一緒に嘘を付き、
お幸せでおりこうさんな人生を選択されますか?

そうそう、女性のお母さんは号泣し、
お父さんは死ぬ程悲しんでいます。
この女性は一人娘でしたから、
御両親にはもはや一人の子も居ません。

(これがこの若者がした事です……)

バレなかったらそれで良い、
他人など死のうがどうでもいい、
家族の不幸など知るもんか、
果たしてそれで良いのでしょうか?


別の男が人を殺しました。
被害者はお父さんやお母さんだったのかもしれませんし、
誰かの息子や娘さん、
あるいは兄弟姉妹やお孫さんだったのかもしれません。

被害者は人生と命を奪われ、
その人を愛する人達は、
身も世もあらず泣きました。
失われた命は二度と戻りません。

(殺人は罪ではないでしょうか?)

ある人が冤罪で捕まりました。
大人しい内向的な方で、
おまけに口下手な方でしたから、
この人は有罪を宣告されたのです。

(天涯孤独で良い弁護士を雇うお金もありませんでした……)

真犯人は他に居て、
捕まらなかった事を喜びました。
被害者の御家族は哀れな冤罪被害者を憎み、
怒りのたけをぶちまけて言ったのです。

「こんな人間は死刑にしてください!
 死をもって償え!
 殺せば良いんだ! 何が死刑廃止だ!
 加害者ではなく被害者の人権を守れ!」と。

哀れな冤罪被害者は、
悲しい事に日本の人でした。
日本ではヨーロッパと違い、
死刑が当然だとされています。

この人は絞首刑を宣告され、
政府は死刑を執行しました。
誰もこの人のために泣く者はなく、
罪もない命が奪われた事を、泣いてくれる人も皆無だったのです。

首相と法務大臣が言いました。
「これで正義が実行された。
 日本は正義の国家であり、
 犯罪者は決して許さないのだ。」と。


この哀れな人の死刑を望んだのは、
殺された被害者の御家族でした。
殺される事の悲劇を最も知っている人達だったのです。
殺された事の腹いせに、他人をも殺せと叫ぶ人達……


この悲しい罪なき人に死刑を宣告したのは、
裁判所の裁判官でした。
裁判官の家族や大切な人が殺されたわけではないのに、
当事者でもないのに他人の命を奪うと決めたのです。


冤罪で罪もない人を縛り首にしたのは、
日本の政府と法務大臣、それを認めたのは首相です。
この人は政治家やその家族を殺したのではなく、
首相とも政府とも何の関係もなかったのに……

(全く無関係の人を死刑執行するのは、
 殺人なのではないのでしょうか?)


「この人を殺せ!」
そう裁判官は決めました。
「この人を縛り首にしよう」
そう首相と政府が言ったのです。

裁判官はこの人を殺せと指示し、
首相と政府はこの人を殺しました。
裁判官は殺人教唆の犯罪人、
首相と政府は人殺しです。


裁判官には不思議な事に、
自分と全く無関係な人を、
自由に殺させる権限があるそうです。
誰がそんな権利を与えたのでしょう?

政府と与党には不思議にも、
何の関係もない人を、
殺す権限があるそうです。
誰がそんな事を決めたのか?


ヨーロッパの多くの国では、
死刑はあまりにも残酷であり、
殺人に他ならないとして、
死刑を廃止しています。

これらの国の人々はこう言います。
「死刑? 一体誰に、
 他人を死刑にせよと命じる権限があるのか?
 他人を死刑にして殺す権利があるのか? ただの人間に過ぎないのに」


ヨーロッパでは死刑を求める事は、
殺人を求める事だと考えられています。
実際にそうなのですから。
死刑は殺人なのですから。

理由があれば殺して良い、
人を殺しても良い、
死刑にしても良い、
そう日本の政府と与党と首相は信じています。

(一体どんな宗教なのでしょう?)

日本人は戦争により、
360万人も死にました。
殺したのは中国やアメリカ、イギリスなどの人々です。
復讐するのが正義なら、これらの国の人々を殺すことになるでしょう。

でも、誰が戦争を仕掛けたのでしょう?

日本人が戦争を仕掛け、
日本人が中国、アメリカ、イギリスの人々を大量に殺したからこそ、
日本人が戦争で殺されました。
原因を作ったのは日本人です。

(一体だれを死刑にすべきなのでしょう?)

確かに日本人は360万人死にました。
けれども日本人は中国で、
1600万人殺しています。
もし、報復が正義なら、日本人を最低1600万人、死刑にしなくてはなりません。


不思議な事に日本の政府と首相は言います。
「日本の侵略戦争には何の罪もない」と。
「日本の戦犯にも何の罪も無かったのだ」と。
「日本は悪くないのだから、死刑にされる筋合いなど無かった」と。


もし、1600万人殺した事が、
何の罪でもなく、
死刑にも価しないと政府が言うのなら、
何故、それ以下の数しか殺してない人が、政府に死刑にされたのか?

裁判官が死刑が好きで、
首相と政府も死刑が好きなら、
日本では自由自在に死刑に出来るのです。
たとえ冤罪であったとしても。

もし、殺人が罪ならば、
許せない罪だと言うのなら、
日本人は永遠に許されず、
全員死刑に処せられるべきなのではないのでしょうか?

もし、殺人を許せずに、
死刑にするのが当然だと、
そう主張する人が居たならば、
その人は死刑と言う殺人を肯定する人なのです。

(ある人はそれを酷いと考え、
 別の人は当然だと思うでしょう……)

日本では死刑という殺人が、
残酷な絞首刑が当然だとされていますが、
どういうわけか日本の戦争犯罪人、
大量虐殺の犯人は、無罪どころか神と祀られているのです。

(不完全な人間が不完全な人間を裁くのは、
 矛盾と無慈悲に満ちています)


27[1]

アングリマーラの涙

釈迦は999人を殺害した凶悪殺人鬼アングリマーラを許して弟子とし、
アングリマーラは被害者家族に半殺しの目に逢い続けたが、
誰をも恨まず死をも願わず、
死ぬまで人助けその他の善行と慈悲に生きて罪を償い、
聖者の一人として死んだ。


720 7

裁くな

裁いてはいけない。
あなた達自身が裁かれないために。

天の父上は悪人にも善人にも、
等しく太陽を照らし雨を降らしてくださっている。

あなた方も天の父上のように、
憐み深くありなさい。

「お父さん、どうかこの人達をお許しください!
 自分が何をしているのか知らないのです!」

十字架上のイエスは自らを死刑にする人々のためにそう祈った。
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